太鼓持ち
食べ過ぎると
あー食べちゃったなあ、って
罪悪感に苛まれるし
かといってキリよく
ごちそうさましても、
食べたい食べたいまた食べたいって
イライラしちゃう。
人に会わないと
寂しくてがびーんって
落ち込んでくるし
かといってみんなに会っても
比べてがびーんって
帰路に反省会。
じぶんの機嫌をとるのが、
いちばん難しい。
ダブルピース
写真に写るとき、
だいたい口をちょっと開きます。
いますよね、よく。
あれは、輪郭をごまかすためです。
あくまでわたしの場合ですが。
ほんとうはやめたいのだけど、あのアホ面。
出来るだけはやく卒業できるように、
顔のリンパをごりごり流す日々です。
ああ、それにしても
餃子たらふく食べたいなあ。
スイーツビュッフェに行って、
死ぬほどクリームにまみれもしたいなあ。
口半開き写真をやめるために
やらなきゃいけない明確なことが、
マッサージよりも前にあるわけです。
怖い話
その指先の行く末や、いかに。
街で鼻をほじっている人を
見かけたときに思うことです。
結構な頻度で鼻ほじり虫に出会うのですが、
わたしだけでしょうか。
電車内が多いです。
カルチャーショックといいますか、
彼らの表情を見るに、
恥じらいが全くなさそうなんですよね。
あまりにも鼻の奥でアイツが
主張してくるから我慢しきれず
隠れてこっそり、とかではなくて
堂々と、当たり前のように、
鼻の穴に指を突っ込んで踊らせている。
最中の彼らの感情と、
なにより鼻の中で動き回る指先が
そのあとどうなってしまうのか
気になって仕方がなくて、
遭遇するたびに真顔でガン見してしまう。
汚い描写は伏せておきますが、
いまのところ
ティッシュ等で指先を拭いてた人は
見たことがありません。
怖い話。
PUFFY
先日、クラブデビューを果たした。
カンボジアで。
自分のキャラとは程遠い、
どこか神聖な場所なんだろうなと思いながらも
いつかは行ってみたいなと思っていたクラブ。
「え?!なに?!聞こえない??!!」と
大音量ゆえに大声でやりとりするという
クラブあるある(憶測)を披露しては
小笑いを獲得していた(憶測)クラブ。
まさか異国で童貞卒業するとは
思ってもみなかった。
友だち曰く、ビギナーには
ちょうどいいクラブだったらしい。
チャージ料もないし、
お店は通りに面していてオープンだし。
水を没収されてついムッとしてしまったが、
日本の荷物検査はもっと厳しいらしい。
ステージでは、
小さくて陽気なおじさんが、
脚の長いおねぇさんたちに向かって
情熱的に踊り狂っていた。
おねぇさんたちに軽くあしらわれた
小さくて陽気なおじさんは、
わたしのところにニコやかに近づいてきたが
すぐにまた別のおねぇさんのところに
飛んでったので、またムッとしてしまった。
港区女子への道のりは険しい。
ママ
母に、顔が似てきた。
ふとした瞬間に
あっ いまの顔 お母さんぽかったぞ?
と思うことが、増えてきたなと。
見た目が似ていると感じたのは二回目で、
もういっかいはというと
幼い頃、母の実家で当時のじぶんと
同じ年頃の母の写真をみせてもらったとき。
あまりにそっくりだったことに
ああ、わたしちゃんとお母さんの娘だ、
と謎にほっとした記憶がある。
お母さんはいつでも味方でいてくれて、
わたしのやりたいことや決めたことに
心配してくれたり怪訝な顔したりも
もちろんあるけど、
最終的にはいつも応援してくれる。
無理やりなにかを止めさせられたり、
無茶なことを要求されたこともない。
唯一懇願されたことといえば、
「ママと呼ばないで」だった。
むずがゆいんだって。
物心ついたタイミングで言われたと思う。
ママ呼びがとても嫌そうだったのを覚えてる。
と思ったけどそういえば、もういっこあった。
「似顔絵に、目の下のシミまで描かなくていいんだよ。」
あのときは女心が分かっていなかった。
ごめんねお母さん。